「戦略の不条理」に学ぶ 「選択の不条理」や「満足の不条理」に陥らないために

「戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか」(菊澤研宗 著)という本を読んだ(7年ぶりくらいに再読)。

軍事戦略から経営戦略を学ぼう、というような内容。

キーワードは「キュービック・グランド・ストラテジー」であり、独立する以下の3つの世界それぞれをにらみながら戦略を展開する必要があるということ。

1.物理的世界
2.心理的世界
3.知性的世界

そして、いずれかの世界だけに着目して合理的に適合的な行動をとっても、別の世界で不適合な行動であれば、結果的にうまくいかないといい、「戦略の不条理」と呼んでいる。

「戦略の不条理」に陥らないようにするには、例えば、物理的に攻撃するだけでなく(物理的世界)、虚を突いて心理的にかく乱させ(心理的世界)、さらに、実力以上に強そうに見せかけて戦意を喪失させる(知性的世界)、というように3つの世界をにらんだ戦略の展開が必要。




この考え方を拝借して、「選択の不条理」や「満足の不条理」に陥らないようにするための「キュービック・グランド・チョイス」や「キュービック・グランド・サティスファクション」を考えてみた(前々からおぼろげながら考えていたが、改めて考えを整理してみた)。

「選択の不条理」は、独立する次の3つの世界をにらみながら選択することで回避する。
1.損得の世界
2.好嫌の世界
3.善悪の世界
例えば、利益を重視しすぎた結果(損得の世界)、好み(好嫌の世界)や倫理観(善悪の世界)がおろそかになって失敗する、というようなことを回避する。

「満足の不条理」は、独立する次の3つの世界をにらみながら満足することで回避する。
1.肉体的世界
2.感情的世界
3.理性的世界
例えば、酒におぼれた結果(感情的世界は満足)、体を壊したり(肉体的世界)すべきことを怠ったり(理性的世界)して失敗する、というようなことを回避する。

というような感じ。

ある程度は無意識のうちに実施しているのだろうが、改めて意識的に実施していきたい。

また、独立する3つの世界の考え方に不都合が出れば都度修正していきたい。
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2017-05-28 12:57 : 投資雑感その他 : 編集

理性原理主義は身を滅ぼす・・・

古典と呼ばれる本を読んでみようと思い、「ソクラテスの弁明 クリトン」(プラトン 著、久保勉 訳)を試してみた。

率直な感想は、(自分の読解力では)小難しい内容で読みにくく、面白いとえるものではなかった。



ただ、「理性原理主義は身を滅ぼす」という勝手に解釈した教訓は得られた(本の中のソクラテスに理性原理主義者というイメージを抱いた・・・)。



理性はあればあるほど良いというわけではなく、生き残るのに適した「適度な理性」が大切だ。何事もほどほどにバランスよく。

あるいは、理性を道具と考えてうまく使いこなすことが大切。理性に支配されてはいけない。
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2017-05-28 07:43 : 投資雑感その他 : 編集

REITにチャンス到来?

「REITに思わぬ売り手」という記事が昨日の日本経済新聞に掲載されていた。

金融庁が毎月分配型投信を問題視したため業界(証券会社や銀行)が販売を自粛した結果、毎月分配型投信が大量に保有している国内REITから資金が流出している、というような話。

割安になっているという声も出始めているとのこと。



今後も流出が続くようであれば、本格的に割安になって買うチャンス到来??



でも、毎月分配型以外のREIT保有者にはとんだとばっちりなような・・・。

そもそも、毎月分配型のREIT保有者にとってもとばっちりなんだろうけど・・・。
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2017-05-28 06:05 : 投資雑感その他 : 編集

必要な老後資金は「額」で考えるべきか?「率」で考えるべきか?それとも・・・

『老後資金の推計 「額」から「率」へ』という記事が、先日の日本経済新聞に掲載されていた。

必要な老後資金について、日本では「額」で語られることが多いが、米英では「率」(現役時代の年収に対する比率)で考える、というような内容。

また、米英では、資産運用に回す資金も年収に対する比率で考えるとのこと。

記事の結論は、日本も「率」で考えるべきではなかろうか、というような感じで結ばれていた。



記事に書かれていたことではないが、米英が「率」で考えるのは格差社会が進んでいるからだろう。各自の生活レベルに合わせた老後資金が必要。

一方、日本で「額」で考えがちなのは「一億総中流」の名残だろうか。



さて、「額」で考えるべきか? 「率」で考えるべきか?

個人的には、そのどちらでもなく「他者との比較」で考えるのが良いのではと思う。イメージ的には、日本人の上位1/3くらいに入れればOKだろうという感じ。

まず、「額」で考えるにしろ「率」で考えるにしろ、自分が老後を向かえた時の物価のレベルがわからないので、どのくらい準備すれば良いのかわからないような・・・。一方、他者との比較であればおおよそ把握できそうだ。

次に、人が感じる幸せは、絶対的なモノいうより、周りとの比較で決まる相対的な面が強いように思うので、老後の幸せを左右する老後資金についても周りとの比較で考えるのが良さそうに思う。

最後に、上位1/3に入る程度の老後資金で生活が苦しかったとしたら、下位の2/3はもっと苦しい生活を送らざるをえないだろう。そう考えると、例え苦しい生活になったとしても自分の中で諦めがつきそうだ・・・。

というような理由から、老後資金は「他者との比較」で考えるのが良いように思う(目標を上位1/3とするか、それ以上または以下にするかは好みの問題として)。






なお、保険として、老後資金だけではなく稼ぐ力も上位1/3くらいに入りたいと考えている。精進あるのみ。

さらに、あわよくばアーリーリタイアを目論んでいる自分としては、倹約に励むなどして少しでも上位を狙っていきたいところ・・・。
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2017-05-27 16:29 : 投資雑感その他 : 編集

「見せかけの目的と真の目的」 × 「敵の敵は味方」 ??

「"IS掃討作戦"の真実」というフランスで作製されたドキュメンタリー番組が、NHKの「BS世界のドキュメンタリー」にて放送されていた。

それぞれの立場(国、民族、宗教)からの見た「IS(イスラミックステート)掃討作戦」について、インタビューも交えながら紹介し、複雑にからみ合った問題を解説しよう、というような内容。

「IS掃討作戦」について知識の乏しい自分にとって、大変興味深い内容だった。

印象に残ったコメントを抜粋。
ISを抑え込まなければならないという点ではみな意見が一致しています。しかし、それぞれの立場で誰もがISを利用してきたのです。


不謹慎ながら?、(「IS」台頭という)「ピンチ」をいかに「チャンス」に結びつけるか(利用するか)という思考パターンに感心してしまった。

自分だったら、「ピンチだピンチだどうしようどうしよう」という思考パターンに陥り、「いかにチャンスに結びつけるか」というような発想には至らないだろう。


また、もともと民族対立や宗教対立が入り乱れている地域において、それぞれの周辺国とって「IS」は敵の敵ということになり、ある意味「ISは味方」という側面もある。


つまり、真の目的達成のために、敵の敵(→味方)である「IS」をいかにうまく利用するか・・・生かしもせず殺しもせず・・・周りに犠牲をまき散らしながら・・・「IS掃討」という見せかけの目的(→正義)を振りかざしながら・・・自分の真の目的達成のために・・・。




ということで、自分も見習ってたくましく?生きていきたいと改めて思った。

また、自分の目的と他人の目的の双方について、「見せかけの目的」と「真の目的」の両面を常に意識するようにしたい。意識的にしろ無意識的にしろ、全ての目的には二面性があるに違いないという前提に立って。
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2017-05-27 12:39 : 投資雑感その他 : 編集
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