「サザエさん」vs.「キリスト教」? 日本社会と西洋社会における価値観とコミュニケーション

先日も取り上げた「世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられている仕事の基本」(田口力 著)という本にて、次の3点が気になった。

1.「ジョハリの窓」でいうところの「公開された自己」(解放の窓)※1を広げることが大切
2.日本人のコミュニケーションの特徴は「以心伝心」「あうんの呼吸」「腹芸」
3.西洋社会でいう「コミュニケーション」とは、互いに共通の価値観を共有すること

※1「公開された自己」とは自分が知っている「自分」と他人が知っている「自分」の一致する部分



上記1.と3.の内容を合わせて考えてみると、「コミュニケーション」とは「公開された自己」を広げる活動ということもできそうだ。

一方、2.を考えたとき、「以心伝心」や「あうんの呼吸」がまかり通る日本社会には、そもそもの前提として共通の価値観の存在があるのだろう。



つまり、極端に言うと次のような感じだろうか。

■西洋社会
共通の価値観が無いため、各自の価値観をコミュニケーションを通して確かめ合う必要がある(「公開された」自己を広げる必要がある)。つまり、価値観は個人個人で異なるという前提を元に成り立っている社会。

■日本社会
共通の価値観があり、それを前提に成り立っている社会。各自が自覚の無いままに、押しつけられた価値観に染まっているイメージ。例えば、ほとんどの日本人は「サザエさん」的価値観や「水戸黄門」的価値観などを有しているだろうし、自分以外の日本人もそのような価値観を有していることを前提に接するだろう。

そもそも、「サザエさん」的価値観などと書いてなんとなく話が通じるだろうと思うにいたるまで、自分は共通の価値観の存在を当たり前と考えてしまっている。



このように考えると、日本社会では「共通の価値観」を前提としているため、コミュニケーションによって(「共通の価値観」から外れた)自分独自の価値観を伝えようとすることは良いこととは言えないのかもしれない。いじめや村八分につながる恐れがある。

しかし、「グローバル化」や「ダイバーシティ」などが取り沙汰される今の時代おいては、「共通の価値観」の前提から脱却するべきかもしれない。

ということで、「共通の価値観」を前提とした自分の考え方を見直すとともに、「コミュニケーション」を通して「公開された自己」を広げることを意識していきたい。まずは、「コミュニケーション」とは「公開された自己」を広げることと定義し直そう。







ここまで書いた後でアレだけど、西洋社会には「キリスト教」という「共通の価値観」があるような・・・。「サザエさん」ほど強力ではないということか・・・。

改めて考えると、「サザエさん」って便利だな。とりあえず子供に観させておくと、日本社会を生きていくための共通の価値化を植え付けてくれるのではなかろうか。毎週観続けることでいつのまにか洗脳されていく・・・。
関連記事

にほんブログ村
(^_^)/ にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ (^▽^)/ にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ (^◇^)/ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
2017-03-20 06:23 : 雑記 : 編集
« next  ホーム  prev »

プロフィール

ちゃーも

Author:ちゃーも
■自己紹介
・アラフォーサラリーマン
・さえないエンジニア
・お金好き、お酒好き、読書好き

■資産形成の方針
・仕事:開き直ってストイックに稼ぐ
・節約:消費するよりアーリーリタイア
・投資:パッシブに増やす

■投資の内容
・インデックスファンドの積立投資
 (先進国株式、ゴールド)
・利用している主なファンド
 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
 たわらノーロード 先進国株式
 SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり)

資産推移

資産状況202005

検索フォーム