「パッシブ運用もアクティブに行いなさい」と先生は言われた

古典を読んでみようと思い立って6冊目、「完訳 論語」(井波律子 訳)を読んでみた。

孔子や彼の弟子たちの言葉が記録された本。


いろいろと書かれていたが、欲張りすぎてもできないので、特に重要と感じた次の3点を意識していきたい。

1.主体性
2.臨機応変
3.バランス



さっそく、実施している投資(インデックスファンドの積立投資)について、これら3つを満足しているかどうか考えてみた。


まずは「バランス」から。

大きくリスク資産(株式)と安全資産に分散しており、さらに、リスク資産は世界の22カ国約1300銘柄に分散しており、その上、買うタイミングも分散している、というように偏りすぎることなくそこそこのバランスをとっているのではと考える。



次に、「臨機応変」について。

そもそも「臨機応変」さで勝負する投資手法ではないものの、上記22カ国の約1300銘柄はその時代を反映した内容に都度入れ替わるという素晴らしい「臨機応変」さを有している。

ただし、先日書いたような懸念事項(「インデックスファンド(MSCIコクサイ)への投資に関する3つの懸念」)もあるため、投資手法について「臨機応変」に対応することも頭の片隅に残しておきたい。



最後に、相容れなさそうな「主体性」について。

いわゆる「パッシブ運用」なため、銘柄選択や買うタイミングなどで「主体性」を発揮する投資手法ではない。

しかし、「パッシブ運用」をパッシブな姿勢で行うのではなく、すなわち、本に書かれてあった内容や他の人の考えに流されて実施するのではなく、自分で吟味した結果この手法が良さそうだと結論付けて実施するような姿勢をとると、「主体性」があるといえそうだ。アクティブなパッシブ運用だ。

「主体性」があるかどうかについては、周りに反対されても、また、元の情報源が考えを変えても、自分は容易に考えを変えないだけの理屈や思いがあるかどうかが判断基準の目安になりそうだ。

自分の現状は結構流されてそうだから要反省・・・。



以上、投資について考えてみたが、投資に限らずあらゆる場面で「主体性」「臨機応変」「バランス」の3点を意識していきたい。

(孔子先生にすぐに流される「主体性」の無さ、精進あるのみ・・・)




以下、上記3点の関連部分を2つずつ抜粋。

学而1-15(の一部)
子貢曰く、貧しくして諂うこと無く、富んで驕ること無きは、如何。子曰く、可也、未だ貧しくして楽しみ、富んで礼を好む者に若かざる也。
子貢が言った。「貧しくとも卑屈にならず、金持ちでも高ぶらないというのは、どうでしょうか」。先生は言われた。「それもよいが、貧しくとも楽しく暮らし、金持ちであって礼を好む者には及ばないだろう」。


学而1-16
子曰く、人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患うる也。
先生は言われた。「自分が人から認められないことは気に病まず、自分が人を認めないことを気に病む」。


郷党10-2
朝して下大夫と言う、侃侃如たり。上大夫と言う、誾誾如たり。君在せば、踧踖如たり、与与如たり。
(孔子は)朝廷で下大夫と話をするときは、なごやかで穏やかであり、上大夫と話をするときは、きちんと的確であり、君主がお出ましになると、慎み深く、また落ち着いてゆったりとした。


先進11-22(の一部)
子路問う、聞けば斯ち諸を行わんか。子曰く、父兄在す有り。之れを如何ぞ其れ聞けば斯ち之れを行わん。冉有問う、聞けば斯ち諸を行わんか。子曰く、聞けば斯ち之れを行え。(中略)子曰く、求や退く、故に之れを進む。由や人を兼ね、故に之れを退く。
子路がたずねた。「何か聞いたらすぐに実行に移しますか」。先生は言われた。「お父さんやお兄さんがいらっしゃる以上、どうしてすぐ実行に移せようか」。冉有(冉求、あざな子有)がたずねた。「何か聞いたらすぐに実行に移しますか」。先生は言われた。「聞いたらすぐ実行に移しなさい」。(中略)先生は言われた。「求は引っ込み思案だ。だから進めたのだ。由は出しゃばりだ。だから抑えたのだ」。

※「冉」の漢字はちょっと違う(上から2本目の横線は3本目の横線のように突き抜ける)


雍也6-18
子曰く、質 文に勝てば則ち野。文 質に勝てば則ち史。文質彬彬として、然る後に君子。
先生は言われた。「素朴さが文化的要素をしのぐと野蛮になり、文化的要素が素朴さをしのぐと自然さがなくなる。素朴さと文化的要素が均衡とれてこそ君子だ。」


先進11-16
子貢問う、師と商と孰れか賢れる。子曰く、師や過ぎたり、商や及ばず。曰く、然らば則ち師愈れるか。子曰く、過ぎたるは猶お及ばざるがごとし。
子貢がたずねた。「師(顓孫師あざな子張)と商(卜商あざな子夏)とどちらがすぐれているでしょうか」。先生は言われた。「師はやりすぎであり、商は引っ込み思案だ」。(子貢は)言った。「ならば師のほうがすぐれていますか」。先生は言われた。「やりすぎと引っ込み思案は似たようなものだ」。

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2017-07-17 07:52 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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・アラフォーサラリーマン
・さえないエンジニア
・お金好き、お酒好き、読書好き

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・節約:消費するよりアーリーリタイア
・投資:パッシブに増やす

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