服従より同調にご用心? 善/悪は人を同調に導くためのツールなのか・・・

「ショックルーム ~伝説の”アイヒマン実験”再考~」というオーストラリアで作製されたドキュメンタリー番組が、NHKの「BS世界のドキュメンタリー」にて放送されていた。

1960年頃に米国の心理学者スタンレー・ミルグラムが行った心理学実験に関する内容。命令に従う人間の心理状態を解明しようとした実験。


下記に抜粋したコメントなどを聞きながら、次のようなことが頭に浮かんだ。
1.命令は人を服従に導くツールであり、善/悪は人を同調に導くツールであると言えそうだ
2.服従に導く命令には反発したくなるが、同調に導く善/悪には抗しがたい性質がありそう
3.(させる方にもする方にも)服従は自覚を伴うが、同調には自覚が乏しいに違いない
4.服従や同調は責任回避のためのツールとしての面もあるだろう

自分は善い人でありたい欲求が強いと思うので、すぐに同調の罠にハマってしまいそう。すなわち、そうすることが善いこと(正義)だと思い込まされると、そうせずにはおられないし、悪だと思い込まされると、それを避けずにはおられない。

さらに、自分は(無意識のうちに)服従や同調を隠れ蓑にして責任回避に走りがちなように思うので要注意。すなわち、自分の判断で失敗すると他に責任を転嫁することができないため、服従や同調に走ることで「自分はただ従っただけ」だとして責任を回避することができる。

ということで、服従や同調に踊らされないようにするためには、善/悪の考え方や責任回避の考え方を改める必要がありそうだ。

具体的にどうするべきか考えてみた。
1.善/悪という判断基準を自分の中から無くす(損/得と好/嫌の2つの判断基準に絞る)
2.服従や同調ではなく論理というツールを使って責任回避(責任コントロール)に努める
 (そもそも責任を回避しない道もあるのだろうが、ヤワな自分は身の丈をわきまえるべし)

現時点で考えつくのはこんなところだが、ゆっくり考えてみるとしよう・・・。




ちなみに、投資に関して言うと、自分がインデックスファンドの積立投資を実施しているのには、どこぞの権威(学者や専門家)に同調しているだけ(代理人状態)とか、権威に同調することで失敗した場合の責任回避をしたいだけとか、そういう要因も少なからず関係しているに違いない・・・。





以下、気になるコメントを抜粋。
私たちは権威の前に置かれると「代理人状態」と呼ばれる特徴的な心理状態に陥ります。つまり、全神経が良き同調者となることに集中してしまうのです。権威ある人物の命令に従う際、私たちはそれに集中するあまり、自分自身の行為が見えなくなってしまいます。

ミルグラムの研究で被験者が命令に従ったのは、有益な目的を持った実験に参加していると考えていたからにほかなりません。彼らは積極的な協力者であると言えます。

突き詰めて言えば、自分たちがやっていることを正しいと信じれば命令に従うということになります。

ミルグラムは被験者が躊躇したら実験者が続行を促すセリフを用意していました。その中で命令は一つだけ、「選択の余地はありません、続けて」と言うものです。しかし、この言葉を使った場面では、より多くの協力をひきだすどころか、すべての被験者は「私には選ぶ権利がある」と反発し、そのまま辞めてしまっています。

ミルグラムは一連の実験で人間の在り様に関する興味深い多くの要素を見つけました。この研究が真に伝えているのは、人間の服従や抵抗ではなく、それを選ぶ権利が私たちにある、と言うことなのです。選択肢が奪われれば奪われるほど、私たちはそれを要求して、自分の手に取り戻し、その文脈の中で独自の物語を紡ごうとするのです。

選択肢があれば、それをいかに用いるかと言う責任も出てきます。

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2017-08-14 11:44 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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