お金があると安心できる お金は神様 マネー イズ ゴッド・・・

「知的人生のための考え方 わたしの人生観・歴史観」(渡部昇一 著)という本を読んだ。

その中で、「事実の歴史」と「現実の歴史」という言葉が出てきて気になった。

事実の歴史:科学的アプローチで事実であると認められる歴史
現実の歴史:(事実で無いことも含めて)共通認識となっている歴史
と理解した(文末に関連部分を抜粋)。

例えば、「キリストは神の子」というのは、「事実の歴史」ではないが、キリスト教徒にとっては「現実の歴史」とのこと。

科学的アプローチを武器に発展してきた先進国と言われる多くの国々で、「事実」ではなく非科学的なキリスト教が信仰されているというのは、よくよく考えると違和感がある。

それだけ、共通認識としての「現実」は強力なのだろう。

社会的動物である人間が生き残るには、共通認識は非常に重要と言うことか。




一方、「事実」と「現実」という視点でお金について考えてみると、お金が有する価値は「事実の価値」というより「現実の価値」と言えそうだ。

お金の価値は共通認識としての価値であり、紙幣や硬貨自体にそれだけの価値があるわけではなく、「お金」という価値ある存在がどこかにあるわけでもない。

極端に言うと、「お金」という存在しない神に価値を見出し、紙幣や硬貨という偶像を崇拝しているような感じ。そこにあるのは「お金」には価値があるという共通認識であり、科学的な事実ではなさそうだ。




ということで、自分は無宗教であり、しいて言えば「科学教」かなと感じて(自己満足して)いたが、よくよく考えると「お金教」の熱心な信者なのだ・・・。

自分にとってお金は神様のようなものか。

お金があると安心できる。

お金自体には何の価値も無いんだよ、という事実を重視して、お金教から得られるこの安心感を捨て去るのはもったいない。

極端に言うと、お金という神様から得られる安心感のおかげで、自分のナイーブな精神は何とか持ちこたえているのだ・・・。

マネー イズ ゴッド!!





ちなみに、共通認識としての宗教が個人と社会の架け橋になっているように、宗教としてのお金も個人と社会の架け橋になっていると言えそうだ。

自分はお金(という共通認識)を通して、社会と、さらには世界とつながっているのだ。





以下、関連部分の抜粋。
 普通、日本人は、キリストは人の子で神の子では無かったと思っているでしょう。またある学者は、キリストが存在したという事実をローマの文献から立証できないとして、その存在を否定しています。これは事実による歴史研究法であり、ある意味で科学的なアプローチでしょう。
 しかし、クリスチャンである私も含め、キリスト教徒にとっては、キリストは神の子です。それだからこそ、ネロの時代をはじめとして多くの殉教者がでたわけです。日本ですらキリシタン迫害の歴史があります。この人たちにとっては、キリストは神の子であることは、心の現実であり、リアルだったのです。そういう人たちが集まって、いつの間にかヨーロッパ中に教会を建て、神学部のある大学を建てたのです。もちろん、十字軍の遠征もあります。
 すると、聖書の記事は事実として科学的に証明できなくても、聖書の記事を現実として見ないと、その後の二千年間のヨーロッパの歴史は絶対に説明できくなってしまいます。

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2017-10-14 08:27 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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