個別銘柄の集合体としてのインデックスか? インデックスの構成要素としての個別銘柄か?

「社会はなぜ左と右にわかれるのか 対立を超えるための道徳心理学」(ジョナサン・ハイト 著、高橋洋 訳)という本の感想、4回目。

全体と構成要素の捉え方に関する、欧米人と非欧米人の比較に関する次の記述が興味深かった。
世界のたいていの人々は、ものごとを全体的な視点から考える(文脈全体を見渡しながら部分間の関係を考える)が、WEIRD文化に属する人々は、より分析的に考える(焦点になる対象を文脈から切り離して一つのカテゴリーに分類し、そのカテゴリーについて真である属性は、その対象に関しても真であると想定する)。これらを総括して考えると、カントやミル以来のWEIRD文化の哲学者が、個人中心主義的、ルール志向的、普遍主義的な道徳システムをおもに提唱してきた理由がよくわかる。それは自立的な個人からなる社会を治めるのに必要な道徳なのだ。

それに対し、全体的に物事を見る非WEIRD文化の思想家が道徳を説くと、孔子の『論語』のように、ある一つのルールに還元できない格言や逸話のコレクションのようなものになる。

※「WEIRD」とは、欧米の(Western)、啓蒙化され(educated)、産業化され(industrialized)、裕福で(rich)、民主主義的な(democratic)文化のもとで暮らす人々を指す。

すなわち、欧米人は独立した部分ありきでそれらの集合体としての全体を捉え、非欧米人は全体ありきでその構成要素としての部分を捉える傾向にある、と言うことなのだろう。

どちらの捉え方をするかで世界の見え方が変わってきそうだ。



インデックス投資を例に考えてみると、自分はインデックス(全体)ありきで個別銘柄(構成要素)のことなんてほとんど意識していないが、もしかしたら、欧米人は構成要素である個別銘柄をもっと意識しているのかもしれない。
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2017-12-10 05:36 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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