損だから嘘をつかないのか? 悪だから嘘をつかないのか? 嫌だから嘘をつかないのか?

「日本人が知らない世界と日本の見方」(中西輝政 著)という本を読んだ。

「国際政治」に関する大学での講義をまとめた本。



「嘘」に関する記述が興味深かった。
 要は Honesty will pay で、「正直者は得をする」というわけです。これがイギリス的プラグマティズムです。
 日本人も「嘘をついてはいけない」といいます。ただしその理由として「損をするから」と教える人はあまりいません。親が子供を教育するときも、そのように教えないでしょう。そこに日本人とイギリス人の「嘘」に対する決定的な違いがあります。

確かに、嘘を損得の観点から教えられたことは無かったような。

自分もそうだったし、善悪の観点から教えられるのが日本のスタンダードに違いない。



これは「嘘」に限らず多くのことに当てはまりそうだ。

すなわち、日本では善悪の観点から教育(しつけ)されて、イギリスでは損得の観点から教育(しつけ)される。

最近流行の生産性を上げたいのであれば、ここを見直さないといけないように思う。

つまり、生産性向上のためには善悪よりも損得を優先するべし・・・。



ちなみに、自分は人の行動を「損得」「善悪」「好嫌」の3つの観点から考えるようにしているけど、生産性を上げるには、「損得」の観点で商売して「好嫌」の観点でどんどん消費する、必要がありそうだ。

あくまで「善悪」の観点に固執するならば、儲けにこだわるのは「善」であり消費しまくるのも「善」であると教え込めば良いのかな・・・。



また、次のような記述も興味深かった。
おそらく日本人の多くは、「大事な真実とわかっていて、それに触れないのは心が痛む」と感じます。社会的にも、嘘をついていたのと同じぐらい非難や制裁を受けることが少なくありません。

一方、欧米人は少し違います。「大事な事実に触れないのは、嘘ではない。口に出して話す内容さえ真実ならいい」と考えます。もちろん個人差もありますが、欧米の場合、大事な事実をかくしていたことに対する道徳的非難はそれほど強くありません。「調べる側の能力が低かった」と思われるまでです。

なるほど、嘘の定義も国によって異なるということか。

「つまらないものですが」なんて謙遜癖のある日本人は、ある意味嘘つきな信用できない人たちなのだ・・・。
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2018-02-09 13:52 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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