いまさらだけど長期投資をする意味なんてあるのだろうか・・・

「善と悪の経済学」(トーマス・セドラチェク 著、村井章子 訳)という本の感想、5回目。

「成長(進歩)」に関する記述が気になった。
現代人は進歩という概念に毒されているが、古くはこの概念は存在しなかった。時の流れは循環的であるとされ、人間が歴史に足跡を残すとは考えられていなかった。やがてヘブライ人が直線的な時間の概念を導入し、続いてキリスト教徒が目指すべき理想を定めた(正しくはヘブライ人の理想を強化した)。その後、古典派経済学者が進歩を宗教から切り離した。

最近のグローバル金融危機は、現代社会がいかに成長に依存しているかをまざまざと見せつけた。人々はGDPのほんの10分の1パーセントの落ち込みを、まるで神に裏切られたかのように受けとめたものである。

だが、終わりなき成長という期待は、いったいどこから生まれたのだろうか。どう見てもこれは、新種の衣裳をまとった進歩の概念にほかならない。最初の衣裳は宗教(天国)だった。次の衣裳は現世(地上の天国)だった。そして今日では、進歩、いや成長を実現するためには、市場を、国家を、科学を大切にしなければならない、これは義務だとされている―まるで経済成長が人類を地上の天国に近づけてくれるとでもいうように。GDPが少々減っただけで、ゴールは遠のいてしまったと感じ、それは悪いことだと考える。成長は最高によいことであり、それは経済学の格律にとどまらず、社会として、政治としてめざすべきものとされている。

冷静に考えると、有限な地球上で人類がいつまでも成長を続けられるはずもなく、そのうち限界にぶち当たるのは間違いない。

これまでの人類の歴史から勝手に想像すると、穏やかに限界を迎えるはずもなく、一悶着も二悶着も起きるに違いない。

都合が悪いことに、世界中には核兵器などの殺戮手段が山ほどある。

また、地球温暖化などの環境問題も深刻そうだ。

自分が悲観的すぎるだけかもしれないが、加速度的に状況が悪化していくように思う。あと何年・何十年もつのだろうか・・・。



そんな中、せっせと資産形成(会社勤め&長期投資)に精を出したとしても、老後を迎える前に「はい、おしまい」ということにもなりかねない・・・。



経済学者たちは、そういう事態と認識していながら黙って(高みの見物をして)いるのだろうか?

それとも、いわゆる「ポジティブ幻想」によって過度に楽観的でいられるのだろうか?

あるいは、自分が「ネガティブ幻想」にとりつかれているだけなのか?



まあでもいずれにせよ、そのときどきの情報に流されやすい自分の考えなんてあてにならないだろうから(あてにならないと信じて)、とりあえずは資産形成(会社勤め&長期投資)に精を出し続けるとしよう・・・。






なんだか飲まずにやってられない(既に飲んでるけど・・・)。
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2018-03-03 11:06 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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 (先進国株式、ゴールド)
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