市場経済は存在するのか? 生き抜くコツは競争を避けること・・・

「資本の世界史 資本主義はなぜ危機に陥ってばかりいるのか」(ウルリケ・ヘルマン 著、猪股和夫 訳)という本を読んだ。

資本主義のはじまりから現在抱える問題まで、ヨーロッパ特にドイツの事例を中心に解説した内容。

市場経済は存在するのか?、という次の記述が興味深かった。
市場経済なるものは実に不思議な現象です。市場の延命のために農業経営者は国家から補助金を受け取り、大企業は競争をなるべく避けようと、合併、提携、垂直統合といったあらゆることを行います。こうなると、市場経済の熱烈な信奉者が決して行き着くことのない疑問が立ちます。ほんとうの意味での市場は存在するのか、ということです。ええ、それは存在します。ただし、あまり経済政策の対象とならない隙間分野にですが。容赦ない競争世界で頑張っていくしかないのは、自営業者です。職人であれ、理髪師、飲食店経営者、建築技師、商店主、クリーニング店経営者であれ、みな競争に立ち向かわなくてはなりません。食事がおいしくなかったら、客は次は別のレストランへ行ってしまいます。

小規模事業者は数としては非常に大きなものです。連邦統計庁の集計によると、ドイツ国内には従業員が10人未満の企業は350万あります。とはいえ、こうした小規模な会社で生み出される経済的付加価値はほんの一部でしかありません。市場は小規模事業者にとっての遊び場のようなもので、経済は売上の大部分を占めるひとにぎりの大企業に制圧されているのです。そういう巨大企業が競争から守られていることは、ほかの現象からも窺えます。それは、大企業ともなると、利益を計画できるということです。


市場経済で真に競争にさらされているのは一部の分野にすぎないということか。

確かに、大企業はいかに競争を避けるかに知恵を絞っているといえそうだ。例えば、GOOGLEやAMAZONなどの巨大IT企業は、他社が競争をしかけようとする気をなくすほどの圧倒的な地位を築こうとしている。

また、カルテルや談合など裏でコソコソするのも競争を避けるため。

競争が激しければ激しいほど得られる利益は小さくなっていくだろうから、競争を避けようとするのは当然なのだろう。



同様のことは個人についてもいえそうだ。

すなわち、競争の激しい世界に身をおくと、一部の強者以外は身も心も消耗してしまいそうだから(その割に得られるモノは少ない)、いかに競争を避けるかに知恵を絞ることが重要。

特に、自分のようなさえない草食系は、目立たない隅の方でひっそりと草を食べることで満足しておくのが良さそうだ・・・。
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2018-04-07 05:43 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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