金融資産というフィクション・・・

「資本の世界史 資本主義はなぜ危機に陥ってばかりいるのか」(ウルリケ・ヘルマン 著、猪股和夫 訳)という本の感想、6回目。

「金融資産というフィクション」という表現が気になった。
投資家はあくまでお金の積み上げに没頭し、株式や不動産を買えば自分は生産的な事業に投資しているのだと本気で思っています。でも、実際にはモノは何ひとつ生産されていません。株式相場が上がっただけです。国内総生産(GDP)という経済の実体と金融資産というフィクションのこうした不一致はいつかは露呈します。クラッシュに至り、資産価格が急速に下落します。危機の到来です。近代的資本主義が危機に見舞われるのには、どうも規則性がありそうです。

改めて考えてみると、経済活動の実体は「生産」と「消費」であり、お金も含めて株や債券などは全て実体のないフィクションなのだろう。

ただ、社会生活を円滑にするためには、世界観や常識など実体のないフィクションの共有は必要不可欠であり、お金や株や債券などもそのようなフィクションの1つと言えそうだ。

人間社会を生き抜くにはフィクションの共有を受け入れないといけないけど、そのフィクションに不都合が生じた場合にみんな仲良く共倒れしてしまう恐れがある。

共倒れに巻き込まれないようにするためには、フィクションを受け入れつつもそのフィクションに疑いをもつ姿勢が必要となるのだろう。



ということで、金融資産というフィクションを受け入れつつ、そのフィクションを疑う姿勢を持ち続けていきたい・・・。
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2018-04-08 08:25 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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