読書メモ67 『投資の科学』

『投資の科学』
マイケル・J・モーブッシン

物理学、生物学、心理学などの様々な科学の成果を用いて
投資を理解しようとする内容である。
個人的には大変興味深い内容であった。

この本で特に印象に残っている内容は次の3点である。


1.過去のリターンなどは参考程度にしかならず、
  現在にあてはめることはできない
  →税金、インフレ率、取引コストなどの前提条件が異なるため

  過去の値はあてにならないというのは理解できるが、
  では一体、何をあてにすればよいのだろか?と言う疑問が残る。
  上記3点だけではなく、過去とはあらゆる条件が異なると思うので、
  そもそも、リスクやリターンの推測は無意味なのだろうか?  


2.個々の投資家が不合理な判断をしたとしても、
  十分な多様性があれば、マーケット全体としては合理的になりえる。
  つまり、市場は効率的になりえる。
  →十分な多様性があれば判断の誤りは打ち消し合うため
  
  市場の参加者が多いほど十分な多様性があるため、
  市場はより効率的になるということだろう。
  つまり、例えば、日本株よりもアメリカ株の方が市場は効率的なのだろう。
  逆に言うと、アクティブ運用をするには
  日本株の方が適しているということか。


3.株価が正規分布に従っていると仮定して
  リスクを標準偏差で考えるのは危険である。
  (リスクの過小評価につながる)
  →過去のデータを調べると、
   中心(ピーク)と両端は正規分布よりも高く、
   その間は正規分布よりも低い。
   両端が高いのはファットテールと呼ばれ、
   正規分布で予想するよりも大きな価格変動が頻繁に起きることを示す
  
  ファットテールと言う言葉は聞いたことがあったが、
  これほど重要なこととは思っていなかった。
  多くの本などの説明は正規分布に従うと仮定しているが、
  大丈夫なのだろうか?

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2013-11-03 00:25 : 投資読書 : 編集
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プロフィール

ちゃーも

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・アラフォーサラリーマン
・さえないエンジニア
・お金好き、お酒好き、読書好き

■資産形成の方針
・仕事:開き直ってストイックに稼ぐ
・節約:消費するよりアーリーリタイア
・投資:パッシブに増やす

■投資の内容
・インデックスファンドの積立投資
 (先進国株式、ゴールド)
・利用している主なファンド
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