人類史上のほとんどのヤツらは・・・

「氷川清話」(勝海舟 著、勝部真長 編)という本の感想、2回目。


この本を読んで気になったのは、勝海舟氏の発言の中に「最近の若者は・・・」というようなフレーズがしばしば出てくること。
今のやつらは、あまり柔弱でいけない。冬がくればやれ避寒だとか、夏がくればやれ避暑だとか騒ぎまわるが、まだ若いのに贅沢がすぎるよ。昔にはこのくらいの暑さや寒さに辟易するような人間はいなかったよ。そんな意気地なしが、なんで国事改良などできるか。

昔の人は根気が強くて確かであった。免職などが怖くて、びくびくするようなやつはいなかった。その代わり、もし免職の理由が不面目のことであったら、潔く割腹して罪を謝する。けっして今のやつのように、しゃあしゃあとしていない。もしまた自分のやり方がよいと信じたなら、免職させられた後までも十分責任を負う。あとは野となれ山となれ主義のものはいなかった。

またその根気の強いことといったら、日蓮や頼朝や秀吉を見てもわかる。彼らはどうしても弱らない。どんな難局をでも切り抜ける。しかるに今のやつらはその根気の弱いこと、その魂のすわらぬこと、実に驚き入るばかりだ。しかもそのくせ、いや君国のためとか、何のためとか太平楽を並べているが、あれはただの口先ばかりだ。

「最近の若者は・・・」というフレーズは大昔から世界中で使われてきたと聞いたことがあるけど、勝氏も多用していたとは・・・。

しかも、よくよく読むと、その比較対象は西郷隆盛など勝氏と同時代を生きた大物たちや、あるいは豊臣秀吉などの歴史上の人物であり、そんな偉人たちと比べるとどの時代でもほとんどの人は駄目人間に分類されそうだ。

もはや、「最近の若いヤツらは・・・」というよりも、「人類史上のほとんどのヤツらは・・・」と言っているに等しい気がする・・・。



ということで、「人類史上のほとんどのヤツら」の1人である自分は、勝氏のような「人類史上のごく一部の例外」の発言は気にせず、「最近のさえないおっさん」として元気に生きていきたい・・・。







なお、もし本当に若者が年々駄目になっているとしたら、人類はとっくに滅んでいるに違いない・・・。
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2018-11-03 09:36 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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