結局 軍事力がものをいう・・・

「遊牧民から見た世界史 民族も国境もこえて」(杉山正明 著)という本の感想、2回目。


軍事力に関する記述が印象的だった。関連箇所を抜粋。
遊牧生活の必然の結果として、遊牧民とその社会には、いくつかのいちじるしい性格がはぐくまれる。まず、移動性、集団性にとむ。これに、騎乗の技術がくわわる。牧民たちは、そのまま緩急自在な展開力にとむ統制された軍隊に変身した。

さらに、弓射の技倆がむすびつく。ここでは、当然、それは騎射となる。騎射は、たいへんな高等技術である。そして、じつは肝心の馬、とくに戦闘用の大型馬は、ユーラシア全域で、むかしもいまも非常に貴重で高価である。そうした人馬が、遊牧民では普通となった。銃火器が戦争を根本から変えてしまう近代になるまえ、ずっと遊牧民集団こそが、地上で最良・最強の機動軍団であった。遊牧民が、世界史上で果たした意義の多くは、その軍事上の優越性にもとづく。

西欧は、十七世紀、さらには十八世紀の少なくとも前半においてさえも、なおアジアの多くの地域や国家にたいしては優位にあったとはいえない。西欧が真に他の地域を圧倒し、地表をみずからの世界のように分割していくのは、十九世紀も後半のことだろう。産業革命と近代社会のうえに、強力な火器と海軍力とで軍事化した西欧国家が、アジア諸国を解体し、地球上の各地で、のこされた土地の植民地化と自国の権益拡大をめざして、大小の戦争をくりひろげる時になってからである。いろいろといわれるが、ようするに近代西欧国家は、軍事国家であった。

西欧が銃火器を用いて軍事的に優位に立つ前は、遊牧民が軍事的に優位だったということか。

そういわれると、モンゴル帝国は広大な地域を支配していたと学校でも習ったのを覚えている。

世界の覇権は遊牧民から始まって西欧に移っていった。



結局、ものをいうのは軍事力なんだろう。軍事力を有する者が覇権を手に入れる。

そう考えると、中国が軍備増強に力を入れているのもよくわかる。

日本にとってのアメリカのような後ろ盾?がないので、他国に力でねじ伏せられないようにするためにも軍事力が必要と考えているのだろう。

軍事力で劣勢に立つ限りは、経済戦争でも強気に出れないだろうし・・・。



そんなことより、日本はこのままで大丈夫なんだろうか・・・。
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2018-12-22 12:42 : 雑記 : 編集
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