長期・分散・積立投資は信じてよいか?鼻行類のたぐいか?それとも宗教か?

「世界を、こんなふうに見てごらん」(日高敏隆 著)という本を読んだ。

動物行動学者の著者が書いたエッセイと講演録からなる本。


「鼻行類」の話が特に印象的だった。長々と抜粋。
 そのころぼくが手掛けた翻訳書のひとつに『鼻行類』という本がある。今は消滅した群島に生息していたという、鼻で歩く奇妙ないきもののことを記述した本だ。
 翻訳しているとき、周囲にはさんざんいわれた。だいたいそんな動物はいない。そこに書いてある話はうそに決まっているじゃないかと。
 ところがそこにはみごとな理屈があり、鼻行類という生物種がいて、その中でも肉食のもの、花に擬態するものなどさまざまに分かれていて、それぞれがどうやって生きているまで細かく書いてある。解剖図まである。
 そういう、いわば理論生物学ともいえる話を、ハラルト・シュテュンプケというドイツ人が考えた。
 人間は理屈にしたがってものを考えるので、理屈が通ると実証されなくても信じてしまう。
 実は人間の信じているものの大部分はそういうことではないだろうか。
 いつもぼくが思っていたのは、科学的にものを見るということも、そういうたぐいのことで、そう信じているからそう思うだけではないかということだ。

すなわち、理屈が通っていれば人は想像上の生物の存在を信じてしまうようであり、科学も含めて人間が信じるとはそういうことではなかろうか、とのこと。

そう言われると確かにそのように思うけど、もっと言うと、理屈が通ってすらなくても周りの人が信じてさえいれば周りに流されて信じてしまうように思う。例えば宗教など。



ということで、自分が信じている多くのことについて、本当に信じて良いのかどうか今一度考え直してみた方がよさそうだ。

といっても、本当に信じて良いのかどうかなんて、よくわからないことも多いだろうけど。



特に、個人的に気になるのは投資の分野。

すなわち、「貯蓄から投資へ」のスローガンのもと、「長期・分散・積立」で株式や債券に投資するべしというような風潮があるように思うけど、それは信じてよいのか?それとも鼻行類のたぐいなのか?あるいは宗教なのか?



少なくとも、多くの人が信じないとうまくいかない(例えば皆が疑えば株価は上がらない)という意味では宗教的な香りがしてしまう。

といっても、宗教だから悪いということでもなく、三大宗教のように栄えてくれれば(結果的にうまくいけば)それで良いのだろうけど・・・。
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2019-02-10 09:04 : 雑記 : 編集
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