錬客術? 物をつくる前に客をつくる・・・

「コトラーのマーケティング・コンセプト」(フィリップ・コトラー 著、恩藏直人 監訳、大川修二 訳)という本を読んだ。

「ブランド」や「顧客」など、マーケティング分野で重要なキーワードを80個取り上げてマーケティングの観点から解説する内容。


序文に書かれていた「マーケティングは企業の顧客製造部門」という言葉が印象的だった。
今日のビジネス界が直面している中心問題は、商品の不足ではなく、顧客の不足である。世界的に見て、ほとんどの産業が消費者の購買力をはるかに上回る生産力を有している。この過剰生産能力は、競争状態にある個々の企業が、実現可能な限度以上に市場シェアの拡大をめざした結果もたらされたものだ。すべての企業が10%の売上増をめざしたにもかかわらず、市場全体の成長率が3%であれば、過剰生産という結果になる。

続いて、この過剰生産がハイパーコンペティションをもたらす。競合各社は、何としてでも顧客を引き寄せようと価格引き下げや景品の付加に走る。この手の戦略は、最終的に利ざやの縮小や利益の減少につながり、企業倒産を招いたり、合併、買収を加速させたりすることになる。

価格に頼ることなく競争するには、どうすればよいのか。その答えを教えてくれるのがマーケティングだ。過剰生産能力が問題となる今日、マーケティングの重要性はかつてないほど高まっている。マーケティングは企業の顧客製造部門なのである。

物余りで客不足の今の時代、いかに(高く買ってくれる)客をつくるかが問題であり、それがマーケティングの役割ということのようだ。

「物をつくる前に人をつくる」という松下幸之助氏の言葉?を読んだ記憶があるけど、マーケティングは「物をつくる前に客をつくる」というイメージなんだろう。

あるいは、錬金術ならぬ錬客術というイメージ。マーケターは錬客術師・・・。



さえないエンジニアの自分は「客をつくる前に物をつくる」に走ってしまいそうであり、さらに、お金大好きな自分は「錬客術」よりも(お金を生み出すという意味の)「錬金術」に走ってしまいそうなので、これからはマーケティング的な考えも意識していきたい。

また、消費者(客)の立場としては、錬客術師たちのカモにならないよう気を付けたい。



なお、このブログにおいても「記事をつくる前に読者をつくる」というような錬読者術的な姿勢が必要なのかもしれない・・・。
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2019-04-14 08:46 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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