経済成長の源泉と 日本経済停滞の原因・・・

「新しいモノ・サービスが主導」という立正大学長吉川洋氏の記事が日本経済新聞に掲載されていた。

「経済成長の源泉」について書かれた内容。

記事からの抜粋。
既存のモノやサービスに対する需要は必ず飽和する。これが経済の鉄則だ。スマートフォンですら、普及が一巡するとともに伸びが頭打ちになりつつある。需要の伸びが著しい新しいモノ・サービスが生まれなければ、1人当たりの所得の伸びはゼロ、すなわち経済成長は人口の増加率に等しい水準まで減速していく。

ちなみに多くの場合、新しく生まれるモノ・サービスは、姿を消すモノ・サービスより付加価値が高い。人口が減るから消費の総額は減らざるを得ないと考える人も多いが、それは1個100円の商品を売り続けるイメージを持っているからだ。成長に伴い単価が上がるから、人数が減っても消費の総額は増大する。これが経済の歴史だ。もちろんそのためには付加価値の高い新しいモノ・サービスが創出されねばならない。

より付加価値の高い(より高値を付けることができる)新しいモノ・サービスを開発して、より付加価値の低い(より安価な)モノ・サービスと置き換えることで経済は成長していく、ということのようだ。

例えば、より付加価値の高い(より高値を付けることができる)スマートフォンを開発して携帯電話と置き換えることで、経済は成長する。


納得できる話だけど、ただ、企業の商品開発が消費者のニーズに影響されることを考えると、企業の開発力だけでなく消費者のニーズが経済成長に与える影響も大きいに違いない。

すなわち、消費者のニーズの違いによって次のようなことが考えられる。

1.高価でもよいのでより高付加価値なモノ・サービスを欲しがる
  →企業は競い合ってより高付加価値なモノ・サービスを開発する
   →経済成長に向かう

2.付加価値は同程度でよいのでより安価なモノ・サービスを欲しがる
  →企業は競い合ってより安価なモノ・サービスを開発する
   →経済停滞に向かう

この記事の著者は日本経済の停滞の原因は日本企業にあると考えているようだけど(以下の抜粋部分)、上記のように考えると、付加価値は同程度でよいのでとにかく安いものを欲しがる(自分のような)消費者にも原因は大いにあるように思う。
平成の30年間、日本経済は閉塞感を払拭できなかった。デフレ、人口減少を根本的な問題と考える論者が多いが、著者はくみしない。日本企業がインパクトのある新しいモノ・サービスの創出やプロダクトイノベーションに成功しなかったことが経済停滞の原因だ。



今後、「人生100年時代」の長い老後に備えて、ますます安価なモノ・サービスを欲しがる消費者が増えそうなことを考えると、令和の日本経済も停滞してしまうような・・・。
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2019-04-30 07:08 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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