家電事業は合理的ではないと社長自身も思っている・・・

パナソニック社長津賀氏へのインタビューをもとに岡山商科大学教授長田氏が考察した記事がプレジデント(2018年4月2日号)に掲載されており印象的だった。

記事からの抜粋。
「合理主義者」と自他ともに認める津賀社長ゆえ、事業にも合理的に対応しているのかと思いきや、「私が合理的だからといって、われわれがやっている事業が必ずしも合理的なものであるとは思いません」と意外な答えが。

「たとえば、家電事業。これだけ成熟した事業で、毎年、新製品を出しています。この行動は、トータルで見たら合理的でしょうか。崩壊するかもしれない既存の自動車産業向けの電池事業に注力しようとしている。これは合理的か。やっている事業については、合理的か、合理的でないかで、決めていない」

手掛けている事業は合理的ではない、と社長自身が思っていることがとても印象的だった。

まあでも、そう言われると、毎年のように新製品を出し続けないと成り立たないような業界(家電業界だけでなくほとんどの業界?)が合理的だとは思えないし、また、そもそも商売なので儲かるかどうかが問題であり合理的かどうかなんて二の次だろうし、さらには、人間や人間社会は非合理的なのでそれらで成り立つ企業活動も非合理的にならざるを得ないに違いない。

合理的だから商売をするのではなく、結果的にうまくいく(と思う)から商売をする、というようないわゆるプラグマティズム的な考え方だろうか。



さらに、次の記述が興味深かった。
しかし現実の企業行動を見ていると、株主重視経営が絶対視される流れの中にあっては、IR(投資家向け情報)を中心に「賢いふり」「合理的なふり」をしなくてはならない。合理的なふりをしいているうちに、合理的に分析することが最大目的になり、それに向かってものを言い、振る舞う癖(思考・行動パターン)が身に付いてしまう。それが度を越せば、合理性原理主義に走る危険性も否めない。

「合理的なふり」をするのは投資家を納得させるための手段であって、目的ではないということ。

合理的かどうかではなく、あくまでうまくいくかどうか(儲かるかどうか)が問題であって、合理的であることを目的化してしまう「合理性原理主義」は手段を目的化した状態ということだろう。



というようなことから、サラリーマン生活の中で関係者を納得させるためには「合理的なふり」をする必要があるけど、それはあくまで手段の一つにすぎず、一番の問題は自分が稼ぎ続けることができるかどうかであることを忘れないようにしたいと思った・・・。
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2019-06-01 06:09 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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