お金は人を孤立させる・・・

「負債論 貨幣と暴力の5000年」(デヴィッド・グレーバー 著、酒井隆史 監訳、高祖岩三郎・佐々木夏子 訳)という本を読んだ。

負債の歴史を通して人間や人間社会についてアレコレ考える内容。

読解力の足りない自分にはいまいち要点がつかめなかったけど、以下のように理解した。



昔から、人類は近隣に住む信用のおけるもの同士でお互いに貸し借りをし合いながら生活してきた。

その際、人間関係を維持するために、貸し借りをいくらか残しておく(返済して貸し借りをゼロにしてしまわない)傾向にあった。

すなわち、貸し借りは人間関係を維持するための一つの手段となっており、すべてを返済して貸し借りがゼロになってしまうと人間関係が弱くなってしまうのだ。

一方、信用のおけないもの同士では信用をベースとした貸し借りの関係が成り立たないため、お金による売買などその場で完結するやり方が主流となる。

お金による売買には価値の数量化が伴い、その数量化によって「負債」という概念が誕生する。

つまり、お金を借りるといくら返さないといけないかが明確になってその数字から逃れられなくなり、いわゆる負債が誕生することになる。

そして、重要なことに、その負債には強制するための暴力が伴う。

負債はお金の誕生とともに発生し、すなわち、お金の歴史は負債と暴力の歴史でもある。

なお、お金の誕生や負債や暴力には国家が大きく関係している。



というような理解をしたけど、この中で、人間関係を維持するために貸し借りを残しておく、という部分が印象的だった。

現在のような貨幣経済の社会は、人間関係をその場限りの関係にしてしまうということか。

そのような貨幣経済の現代社会では、信用が無くてもお金さえあれば生きていけるため、信用のおける人間関係を築くことの優先順位が低くなってしまっているに違いない(孤独死も問題になっているし)。

お金は人を孤立せさるということか・・・。



でも、逆に考えると、お金は人間関係のしがらみから人を自由にしれくれるとも言える。



自由をとるか、人間関係(信頼関係)をとるか。



まあでも、コミュニケーション能力が低く人間関係(信頼関係)を築くのが苦手な自分は、人並み以上にお金に頼る必要がありそうだ。

そういう意味でも、資産形成にはせいぜい精を出しておきたい・・・。
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2019-06-21 06:05 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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