個人主義の損得と幸福感・・・

「PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則」(レイ・ダリオ 著、斎藤聖美 訳)という本の感想、6回目。


集団的利益を追求した方が、結果的に個人の利益も幸福感も大きくなる、というような話が印象的だった。
集団は個人よりも力があるし、私たちの脳は大きな集団でも管理できように進化していったから、集団間での競争は、個人間での競争よりも重要になった。そして、協力的な個人のいる集団はそうではない集団よりも優れた行動がとれるようになった。この進化により、利他主義、倫理観が発達し、良心、名誉の感覚が生まれてきた。ウィルソンは、人間は私たちを創造した極限的な2つの力の間で永遠に停止しているという。それは「罪に駆り立てた個人の選択と、美徳を推進した集団の選択」の2つだ。

組織でこの2つの力(私欲と集団的利益)のいずれが勝つかは、その組織のカルチャーが決める。そしてその組織を作る人が決める。だが、集団的利益がベストであることは明らかだ。その組織だけでなくその組織を形成する個人にとってもベストだ。(中略)全体のパイを大きくしようとして一緒に働くことから得られるものは、私欲で得るものよりも大きい。「パイ」の大きさだけでなく、脳の中に組み込まれた心理的な報酬が大きい。そして、私たちはもっと幸せに、もっと健康になる。

ただ、現実的には、集団の中には個人的な利益を追求してしまう人が必ず出てくるため、なかなか理想通りにはいかないに違いない。



話を整理すると次のようになりそうだ。

長期的に考えると、集団的利益を追求した方が、結果的に個人の利益も幸福感も大きくなる。

一方、短期的に考えると、逆に、個人的利益を追求した方が、一時的な利益や幸福感は大きくなる。

したがって、個人にとっても集団にとっても、長期的には集団的利益を追求した方がメリットが大きくなるけど、目先の利益に目が眩んで個人的利益を優先する人が必ず出てくるため、組織が腐敗してしまって、皆が集団的な利益を追求する理想的な状況は実現しない。

そして、腐敗した集団主義よりも個人主義の方がまだましなため、世界に個人主義が広がった。
(うまく機能している集団主義(非現実的) > 個人主義 > 腐敗した集団主義)



日本社会もサラリーマン社会も、個人主義化がますます進んでいるように思うけど、長期的な利益と幸福感を考えたとき、自分は個人的利益を追求するべきなのだろうか? それとも集団的利益を追求するべきなのだろうか?

また、自己満足を最大化するという観点からは、どうするべきなのだろうか??

よくわからなくなってきた・・・。
関連記事

にほんブログ村
(^_^)/ にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ (^▽^)/ にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ (^◇^)/ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
2019-06-30 12:18 : 雑記 : 編集
« next  ホーム  prev »

プロフィール

ちゃーも

Author:ちゃーも
■自己紹介
・アラフォーサラリーマン
・さえないエンジニア
・お金好き、お酒好き、読書好き

■資産形成の方針
・仕事:開き直ってストイックに稼ぐ
・節約:消費するよりアーリーリタイア
・投資:パッシブに増やす

■投資の内容
・インデックスファンドの積立投資
 (先進国株式、ゴールド)
・利用している主なファンド
 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
 たわらノーロード 先進国株式
 SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり)

資産推移

資産状況202005

検索フォーム