日本人は白人から言われると弱い・・・

「ケント・ギルバート現象」という記事がニューズウィーク日本版(2018年10月30日号)に掲載されていた。

かつてタレントとして活躍したケント・ギルバート氏の一連の著作、『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』など日本の保守派に寄り添う論調の本が生まれた背景に関する内容。

記事からの抜粋。
実際に会ったギルバート本人は、知性とユーモアに満ちた穏やかな性格の人物である。毎週日曜日、末日聖徒イエス・キリスト協会(モルモン教)の教会でオルガンを弾くのを楽しみとする、「善きアメリカ人」だった。

こうした「まっとう」な本人の素顔と、著作に見られる過激な論調のギャップは大きい。このようなギルバートの言説が生まれた背景には、裏方役の日本人スタッフたちの意向に加えて、商業的な視点からセンセーショナルな論調を好む各社の編集長の働き掛けがある。複数の関係者はこう話す。

「『儒教』は、講談社の担当編集者の間渕隆と日本人スタッフがほとんど作った。当初、ケントは『愛国心についての本』と説明されて口述したところ、間渕が儒教を絡めた(中国・韓国批判の)書籍に作り変えた」

間渕は過去に『日本中枢の崩壊』などのベストセラーを生み出してきた敏腕編集者だ。本人への取材は「多忙」を理由に断られたが、18年3月6日付の朝日新聞は、彼が『儒教』を仕掛けた背景をこう伝えている。「『差別意識はない。読者の知りたい欲望に応えた』と話す。東京・新橋の居酒屋で、周りの客が中国人や韓国人への違和感を語っているのを聞き、企画を思い付いた。」「間渕さんは『日本人は白人から言われるのに弱い。ギルバートさんが言うほうが説得力が増すと考えた』という。

この中で、『日本人は白人から言われるのに弱い。ギルバートさんが言うほうが説得力が増すと考えた』という部分が特に印象的だった。

すなわち、「日本の保守派向けの本を白人が書く」のはマーケティング戦略ということのようだ。


確かに、『コミュニケーション強者に支配された日本人の悲劇』なんていうケント・ギルバート氏の本が出たら、コミュニケーション弱者の自分は嬉々として手に取ってしまいそうだ。日本人が書いた場合よりも気になってしまうに違いない。

しかも、図書館で借りるのを待ちきれずにうっかり買ってしまう、というような悲劇が起きるかもしれない・・・。



ということで、本に限らずなんらかの商品やサービスに気を引かれたら、その商品やサービスが自分の気を引くために仕組まれた仕掛けについて勘ぐるように努めていきたい。

なんだか、資本主義社会という釣り堀の中を泳ぐ魚のような心境だ。まんまと釣り上げられないようにしなくては・・・。
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2019-07-07 08:18 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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