インデックス投資とアンナ・カレーニナの法則

「成功から学ぶべきか 失敗から学ぶべきか」という脳科学者茂木健一郎氏の記事がプレジデント(2018年8月13日号)に掲載されていた。


「アンナ・カレーニナの法則」という言葉が出てきて気になった。
ロシアの文豪、レフ・トルストイの名作『アンナ・カレーニナ』の冒頭は、こんな意味の文章で始まる。「すべての幸せな家庭は似ている。不幸な家庭は、それぞれ異なる理由で不幸である」

「アンナ・カレーニナの法則」は、このように、多数の要素によってその成功、失敗が左右されるような事象について、失敗の原因がたくさんありうることを示唆する。逆に言えば、失敗した場合、一体何が欠けているのか、反省するポイントはそこにある。

ところで、インターネットや人工知能などのビジネス環境では、「アンナ・カレーニナの法則」の逆が成立すると主張する人もいる。

電子決済の「ペイパル」の創業者として知られるピーター・ティール氏は、次のような意味のことを著書の中で述べている。「すべての成功した企業はそれぞれ異なるユニークな問題を解決したことで独占を実現している。一方、すべての失敗した企業は同じ土俵での競争から逃れられなかった点で似ている」

ロシアの文豪の「アンナ・カレーニナの法則」に従うと、言わば「成功の法則」が存在することになる。

要因1~要因nが揃えば成功する、というようなイメージ。

成功=要因1×要因2×要因3×・・・×要因n

この場合、成功するためには要因1~要因nのすべてを揃え忘れないことが重要になり、すなわち失敗しないこと(揃え忘れないこと)を心掛ける必要がある。


逆に、シリコンバレーの成功者の『「アンナ・カレーニナの法則」の逆』に従うと、言わば「失敗の法則」が存在することになる。

要因1~要因nが揃えば失敗する、というようなイメージ。

失敗=要因1×要因2×要因3×・・・×要因n

この場合、失敗の仕方はわかるけど成功の仕方はわからない(成功に法則は無い)ため、独自の成功を追い求める必要がある。


改めて考えると、さえない自分は成功することよりも失敗しないことを心掛けており、それはすなわち、「アンナ・カレーニナ」の法則が存在することを(無意識のうちにだけど)想定している、ということになりそうだ。

そのような失敗しないことを心掛ける姿勢は投資にも表れており、すなわち、インデックス投資(分散投資)につながっていると言えそうだ。

「すべての成功する投資は似ている(→インデックス投資)。失敗する投資は、それぞれ異なる理由で失敗する(→各種のアクティブ投資)」といったところか。


逆に、失敗しないことよりも独自の成功を追い求める人は、『「アンナ・カレーニナの法則」の逆』が存在することを想定している、と言えそうだ。

そのような独自の成功を追い求める姿勢が投資に表れると、アクティブ投資に向かうことになりそうだ。

「すべての成功する投資はそれぞれ異なるユニークな手法を用いることで成功する」という感じ。



ということで、成功することよりも失敗しないことを重視してインデックス投資をしている自分の頭の中には、「アンナ・カレーニナの法則」が潜んでいるようだと今さらながら気付かされた・・・。





ちなみに、このようなことを考えると、シリコンバレーの成功者たちは結婚生活では失敗する運命にあるのかも。

「アンナ・カレーニナの法則」が成り立つ(とロシアの文豪が言っている)結婚生活にも『「アンナ・カレーニナの法則」の逆』を適用ししてしまいそうだから・・・。
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2019-09-16 08:14 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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