分散投資が得策か? 80%の成果を生む20%に投資するべきか?

「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」(ピーター・ティール、ブレイク・マスターズ 著、関美和 訳)という本の感想、4回目。


「パレートの法則」などの「べき乗則」に関する話が気になった。

関連箇所を長々と抜粋。
ほんの一部の少数派が、はるかに大きな影響を社会全体に与えることをは決して少なくない。一九〇六年、経済学者ヴィルフレド・パレートは「パレートの法則」、いわゆる「80-20の法則」を発見した。二割の国民がイタリア国土の八割を所有していることに気づいたのだ。自分の畑のえんどう豆のさやの二割から八割のえんどう豆が生産されているのと同じ現象だった。ひと握りのグループが、残りのライバルをはるかにしのぐというこのパターンは、自然界にも人間の社会にも見られる。

ベンチャーキャピタルは、アーリーステージへの投資によって指数関数的成長から利益を得ることを目論み、ほんの数社の価値が、ほかのすべての企業の価値をはるかに超える。ほとんどの企業はベンチャーキャピタルに世話になることはないけれど、ベンチャーキャピタリストでさえなかなか理解できないひとつのことを、誰もが認識しておく必要がある。僕たちが住んでいるのは正規分布の世界じゃない。僕たちはべき乗則のもとに生きているのだ。

将来価値の問いに対するいちばん一般的な答えは、分散されたポートフォリオ―「すべての卵をひとつのカゴに入れるな」とよく言われるやつだ。最も成功しているベンチャー投資家でさえポートフォリオを組むと言ったけれど、べき乗則を理解している投資家は投資案件の数をできるだけ絞り込む。反対に、世間の知恵や金融の常識をもとにしたポートフォリオ思考では、分散投資こそが力の源泉だと考える。あれもこれも手を出してみる方が不確実な未来へのヘッジになるというわけだ。

でも、人生はポートフォリオじゃない―スタートアップの創業者だろうと、誰であろうと。起業家は自分自身を「分散」できない。ひとりで何十社も同時に経営できないし、その中のひとつがうまくいけばいいと祈ることもできない。もっと言えば、等しく可能性のあるキャリアをいくつも同時に進めて、人生を分散させることもできない。

正規分布に従うなら分散投資で平均を狙うのは得策だけど、実際はべき乗則的な要素もあるし、また、人生の多くの場面では幅広く分散できるわけでもないため、80%の成果を生むであろう20%に集中して取り組むような姿勢が必要、というようなことと理解した。

個人的には納得感のある話だったので、株は分散投資(インデックス投資)をして市場平均を狙うとしても、仕事などその他の場面ではべき乗則を意識して言わば「パレートの法則投資」(80%の成果を生むであろう20%への投資)を心掛けるようにしていきたい。

多くの人は当たり前に(無意識のうちに)やっていることかもしれないが・・・。
関連記事

にほんブログ村
(^_^)/ にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ (^▽^)/ にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ (^◇^)/ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
2019-09-22 05:14 : 雑記 : 編集
« next  ホーム  prev »

プロフィール

ちゃーも

Author:ちゃーも
■自己紹介
・アラフォーサラリーマン
・さえないエンジニア
・お金好き、お酒好き、読書好き

■資産形成の方針
・仕事:開き直ってストイックに稼ぐ
・節約:消費するよりアーリーリタイア
・投資:パッシブに増やす

■投資の内容
・インデックスファンドの積立投資
 (先進国株式、ゴールド)
・利用している主なファンド
 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
 たわらノーロード 先進国株式
 SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり)

資産推移

資産状況202005

検索フォーム