猿真似インデックス投資・・・

『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』(トーマス・ラッポルト 著、赤坂桃子 訳)という本の感想、2回目。


「模倣は競争を生み、競争はさらなる模倣を生む」という話が印象的だった。
ティールの世界観と、ビジネスや投資判断の流儀に決定的な影響を与えたのは、スタンフォード大教授だった著名なフランス人哲学者、ルネ・ジラールである。

ジラール思想の核にあるのは模倣理論と競争だ。ジラールによれば、人間の行動は「模倣」に基づいている。人間には他人が欲しがるものを欲しがる傾向がある。したがって模倣は競争を生み、競争はさらなる模倣を生む。

「模倣こそ、僕らが同じ学校、同じ仕事、同じ市場をめぐって争う理由なんです。経済学者たちは競争は利益を置き去りにすると言いますが、これは非常に重要な指摘です。ジラールはさらに、競争者は自分の本来の目標を犠牲にして、ライバルを打ち負かすことだけに夢中になってしまう傾向があると言っています。競争が激しいのは、相手の価値が高いからではありません。人間は何の意味もないものをめぐって必死に戦い、時間との闘いはさらに熾烈になるんです」

個人的にはすごく納得できる話。

というのも、日本企業は他社の成功をすぐに真似して、その結果競争が激しくなって価格が下落してしまい、結局どちらも(真似する方もされる方も)儲からなくなってしまう、という傾向があるように思う。

消費者の立場からすると嬉しいけど、サラリーマンの立場からすると無駄な仕事をしているような印象。生産性が低いと言われる原因の一つに違いない。

そのように考えると、資本主義経済においては、皆が真似をすると究極的には利益がゼロになって最悪の結果になってしまいそうなので、「猿真似は最悪のソリューションである」と言えそうだ。


といように「真似」にはマイナスの印象を抱いてしまうけど、改めて考えてみると、自分がサラリーマンとして働いているのも人の真似だろうし、そもそも現代日本風の生活を送っているのも人の真似だろうし、インデックス投資をしたりブログを書いたりしているのも人の真似だろうし、と普段の生活は人の真似で成り立っているような。

特に、さえない自分は独自のやり方をするよりも、人の真似をする方が成功する確率はグッと高まるに違いない。

そういう意味では、逆に、「猿真似は最強のソリューションである」と言えるのかもしれない。


以上のように考えると、「猿真似は最強でかつ最悪のソリューションである」と言えそうであり、そんな諸刃の剣である「猿真似」という武器を少しでも使いこなすことができるように精進していきたい。

といっても、さえない自分にとっては「猿真似は最強のソリューション」という要素の方が強そうだけど。

ということで、引き続き猿真似インデックス投資も継続していきたい・・・。



「猿真似インデックス投資は最強のソリューションだった」と老後に言えたら良いのだけど・・・。
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2019-10-05 06:15 : 雑記 : 編集
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プロフィール

ちゃーも

Author:ちゃーも
■自己紹介
・アラフォーサラリーマン
・さえないエンジニア
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・投資:パッシブに増やす

■投資の内容
・インデックスファンドの積立投資
 (先進国株式、ゴールド)
・利用している主なファンド
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