不幸を取り除く代償としての人類絶滅・・・

『人類は絶滅を逃れられるのか 知の最前線が解き明かす「明日の世界」』(スティーブン・ピンカー、マルコム・グラッドウェル、マット・リドレー 他著)という本を読んだ。

ムンク・ディベートというカナダの討論イベントにて、「人類の未来は明るいか」という論題で4人の識者が討論した内容が収められている。


参加者は以下の4名。

■肯定派(人類の未来は明るいと考える派)
スティーブン・ピンカー :認知心理学者、ハーバード大学心理学教授
マット・リドレー :科学ジャーナリスト、作家、イギリス貴族員議員

■否定派(人類の未来は明るいと考えない派)
マルコム・グラッドウェル :ジャーナリスト、作家、ニューヨーカー誌スタッフライター
アラン・ド・ボトン :哲学者、エッセイスト、作家


肯定派と否定派の主な主張(自分が理解した範囲で)。

■肯定派の主な主張
データに基づけば未来は明るい。例えば、寿命、健康、豊かさ、平和、安全、自由、知識、人権、男女平等、知性などは大きく改善してきている。

■否定派の主な主張
肯定派が主張している寿命や健康などが改善されたからといって幸せになれるわけではない(それらがより満たされている先進国も多くの問題を抱えている)。
ある問題を解決する進歩は新たな問題(核戦争の危機や気候変動問題など)を生み出し、その新しい問題は解決された問題よりも大きくなっている。



これらの主張を読みながら、否定派(というより悲観派?)の自分は以下の2点を感じた。

1.不幸を取り除いても幸せになれるというわけではない
→肯定派の主張している寿命や健康などの改善で不幸は減っているのかもしれないが、それで幸せになれるわけではない

2.何かを改善しようとすると必ず代償をともなう(薬には必ず副作用がある)
→肯定派の主張している寿命や健康などの改善を得るために何かが犠牲になっており、それがより大きな問題を引き起こす原因になり得る

極端に考えると、不幸を取り除けば幸せになれるというような考え方は、人々の不幸を取り除く代償として人類を絶滅の危機に追い込んでしまうのかもしれない・・・。

不幸なまま数百万年生き続けてきた人類が、不幸が大きく軽減した途端に絶滅の危機に立たされている・・・。



というような妄想はこれくらいにして、現実的な資産形成に当てはめてみると、
1.「お金が無い」という不幸を取り除いたら幸せになれるというわけではない
2.資産形成しようとすると必ず代償をともなう(例えば消費による楽しみが軽減するなど)

このようなことにも注意しながら、絶滅しない(死なない)程度に資産形成に励んでいきたい・・・。
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2020-02-11 07:08 : 雑記 : 編集
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プロフィール

ちゃーも

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■自己紹介
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・投資:パッシブに増やす

■投資の内容
・インデックスファンドの積立投資
 (先進国株式、ゴールド)
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