人間を敵に回さない投資

次の本を読んで気になった内容をメモ書き。その2。
『日本国の原則 自由と民主主義を問い直す』 原田泰(著)

明治の最大の富の源泉が生糸であったことを日本人は幸運に思うべきだ。富の源泉が天然資源であれば、それを産出する地帯を暴力で占有することが富と栄光への早道だろう。アフリカや中東でおこっていることはこういうことだ。しかし、生糸は、すぐに死んでしまう小さな虫を細心の注意で飼い、若い女性の器用な指先で糸を繰ることによってでしか富みにならない。すなわち、製糸業とは、市場のルールに基づくことが自らの生活を改善することを最もよく認識させる産業だ。


日本に天然資源が乏しかったことは結果オーライだったということ。天然資源が乏しかったが故に「モノづくり」に力を入れて発展することができた。天然資源には限りがあるが、「モノづくり」に限りはない。「ゼロサムゲーム」に陥ることなく、皆がそれぞれに利益を得ることができた。


このように、「ゼロサムゲーム」を避けることは重要なポイントと思う。人間の一番の敵は人間(他人)と思うが、「ゼロサムゲーム」では、その一番の敵を相手に戦うことになる。個人の人生においても、人類の繁栄のためにも、「ゼロサムゲーム」は避けるべし。

例えば、成果主義がうまくいかないのも「ゼロサムゲーム」と関係があるように思う。給料の総額には限りがあるし、ポストの数も決まっている。自分が良い思いをするためには誰かが犠牲になることになり、結果的にギクシャクした雰囲気につながると思う。

また、子供たちを「ゼロサムゲーム」に巻き込むことになる「遺産」をのこすことに努めるよりも、稼いだり殖やしたりする「能力」を身に付けさせる方が良いのかもしれない。のこせる「遺産」は有限だが、授けられる「能力」に限りはない。


なお、長期分散投資の良い点の一つとして「ゼロサムゲーム」ではないことがある。人間(他人)を敵に回す投資手法ではなく、他人と協力関係を築く投資手法と考える。悪く言えば、他人のおこぼれに預かる投資手法かな・・・。
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2015-08-08 09:14 : 雑記 : 編集
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プロフィール

ちゃーも

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・投資:パッシブに増やす

■投資の内容
・インデックスファンドの積立投資
 (先進国株式、ゴールド)
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