「努力」せずとも「見返り」が期待できるとしたら

次の本を読んで気になった内容をメモ書き。その3。
『日本国の原則 自由と民主主義を問い直す』 原田泰(著)

日本の経済発展は自由のゆえだった。明治維新後、戦前、戦時、戦後復興、その後を通じて、官僚統制が成功したことはなかった。自由は豊かさをもたらし、普通の人々が自分の好きなことをできる余裕を生む。マンが、アニメなどの大衆文化、優秀なメイド・イン・ジャパンの製品などが、カッコいい日本、クール・ジャパンと呼ばれるようになった。クール・ジャパンとは、自由と繁栄が日本のすべての人々に広がった結果である。自由な人々の文化は、自由な人々と自由に憧れる人々を引き付ける。それが日本の魅力であり、日本の守らなければならない原則だ。自由と真実を愛することは、経済を発展させ、普通の人々を幸福にし、すべての人間にとって心地よい。


「はしがき」からの抜粋だが、この本の主張がまとめられている。一言でいうと、「自由バンザイ」だ。

しかし、個人的には「自由」というと語弊があるように思う。「自由」と言っても「ルール(規制)の範囲内での自由」であり、適切な「ルール(規制)」あってこそ成り立つ話である。

故に、「自由」が素晴らしいというよりも、それを支える「ルール(規制)」が素晴らしいのだ。

素晴らしい「ルール(規制)」に必要な要件を考えてみた。
1.簡単明瞭、必要最小限で一貫している
2.人を安全や健康の危機から守る
3.努力した分だけ見返りを得られるようにする
と言ったところか。

市場経済では、特に3.「努力→見返り」が重要だろう。市場経済は見返りを求める努力から成り立っている、と言えると思う。言い方を変えると、「努力」と「見返り」に正の相関があるから成り立っている。


一方、株式投資においては「努力」と「見返り」が単純には結び付かない。努力する「アクティブ投資」と努力しない「インデックス投資」の比較が良い例だ(平均的には努力する「アクティブ投資」は努力しない「インデックス投資」に負けることが多い)。

そう考えると、「努力」→「見返り」と条件付けられた日本人が投資を敬遠するのも納得がいく。

自分が(おそらく他の多くの人も)長期分散投資を実施するのは、「努力」した分だけ「見返り」が得られるからではない。「努力」せずとも「見返り」が期待できるからだ。(逆に損する可能性もあるけど・・・。)
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2015-08-09 05:23 : 雑記 : 編集
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ちゃーも

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 (先進国株式、ゴールド)
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