『「閉じた系」のジレンマ』と『定義のジレンマ』?

前々回、前回に引き続き『問題解決のジレンマ イグノランスマネジメント:無知の力』(細谷功 著)より。

『「閉じた系」のジレンマ』という言葉が出てきた。自分の理解した内容は次のようなこと。

ある問題を定義するには、問題とする範囲や考慮する変数を限定する必要がある(解けるようにするための簡単化の意味も込めて)。問題を解くとは、その限定した範囲(閉じた系)での最適解を探し出すことである。しかし、簡単化したため、あるいは、当初と状況が変わってきたため、問題を定義する際に設定した閉じた系と現実との間にズレが発生する。

要するに、問題を定義するには閉じた系を設定しないといけないけど、その閉じた系と現実の間にはズレが発生してしまう、ということだろう。




なお、この本では上記のような「問題の定義」に関して書かれていたが、似たようなことは何かを定義しようとすると一般的に発生することだろう。

つまり、何かを定義しようとすると、次の2つを実施しないといけない。
1.定義する範囲を決める(定義しようとする対象とそれ以外との境界を決める)
2.1で決めた範囲を言葉で表現する(言葉で表現できる範囲でしか定義できない)

このとき、定義する範囲は人によって異なるだろうし、時代と共に変わっていくだろうし、また、言葉で表現する際に若干ニュアンスが変化するだろうし、などが原因となって定義と現実の間にはズレが生じるだろう。

しかも、そのようなズレが生じた場合、現実ではなく1度決めた定義の方を「正」とみなしていくように思う。

『定義のジレンマ』といった感じか。

定義に踊らされないように注意したい。定義よりも現実が重要だ。



また、一旦自分の行動を言葉で定義してしまうと、その定義に自分の行動が縛られてしまうようにも思うので注意したい。逆に、それをうまく利用する手もありそうだ。
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2016-03-20 12:24 : 仕事 : 編集
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ちゃーも

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